今月は、「ワイルドだろ~」でブレーク中のスギちゃんが、TV番組の企画で高さ10mの飛び込みプールから、飛び込んだ際に、胸椎12番破裂骨折の重傷を負うという、気の毒なニュースから始まりましたね。全治3ヶ月の重症とのことですが、スギちゃんなら、きっと元気になって、またみんなを楽しませてくれるでしょう。
ちなみに胸椎12番というのは、腰の骨の少し上の辺りで、破裂骨折というのは、骨にとても大きな圧力がかかって、押しつぶされて破裂し、崩れた状態の骨折のことです。圧迫骨折のひどいものと考えれば分かりやすいでしょうか。私の推察では、おそらく足からではなく、お尻から着水してしまい、その衝撃がたまたま胸椎の12番に集中してしまって、潰れて破裂してしまったのだと思います。ただ、体を固定し、安静にしての保存療法での回復も見込まれますので、まずは治療に専念してもらいたいですね。
さて、私は、『笑い』には大きく2つあると思います。ひとつ目は、「その場が楽しく、心が軽くなる『正』の笑い」、ふたつ目は、「誰かをバカにした、心が冷たくなる『負』の笑い」です。誰かをいきなり10mの飛び込みプール連れて行って、怖がったり、嫌がったりするのを見て笑うというのは、このふたつ目に当るのではないでしょうか?残念ながら、これで視聴率が取れるというのは、その心がみんなにあるということです。私もゼロだとは言いません。しかし、これは今の、いじめ問題と根底は一緒のように思います。
ふざけ・からかい・じゃれあい、この一切を禁止しろなんて言いません。冗談や軽いイタズラが場を和ませることもあるでしょう。ですから見極めは難しいとは思うのですが、それでも、人の怖がることを強要し、それが出来ずに困っている姿や、嫌々やって、辛い表情をしているのを、面白おかしく見ているのであれば、それはもう、ふざけではなく、いじめです。
もしそれをいじめでないと断言するんなら、断言した人がやってみればいいのです。そこで、自分が怖がったり、嫌がったりする姿を友達に見られて、どう思うかです。きっと、「自分は、今いじめに遭っている。」と思うでしょう。そんな笑い、本当に楽しいですか?
笑いは、生活に必要不可欠なものです。それは希望だったり、幸せだったり、安らぎだったり、リセットボタンだったりする、心の栄養素です。笑いのない人生は、生きていて無意味に感じてしまうでしょう。ただしそれは、正の笑いに限られます。負の笑いでしか、笑っていない人の心は満たされることはありません。いつも栄養失調状態です。一度、いつも自分が何に笑っているか、それが正の笑いか負の笑いか、振り返ってみてはいかがでしょうか。
私にとって、最強の正の笑いは、やはり、我が愛娘たちですね。ただ見てるだけで、ふっと笑いがこみ上げてくる時があります(まあ、二人とも相当おマヌケなせいもありますが)。
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